|
我が家のアクティヴ・エコ住宅設備概要
ここでは、我が家のアクティヴ・エコ住宅の設備について簡単に説明します。
1)建物の寿命を永くする、RC壁式構造
ご存じでしたか? 住宅の寿命は平均約20年と意外に短いのです。
建物のライフサイクルが短ければ、当然ゴミ問題を産むことになります。
そこでエコ住宅では建物の寿命を伸ばすことが重要なテーマのひとつなのです。
建物の寿命を伸ばすには、単に耐久性のある設計も大事ですが、いつかは来るであろう災害
に備えることも大切です。
今回は、阪神大震災において中低層建築で優れた耐震効果のあった、鉄筋コンクリート(RC)
壁式構造を採用し、保有水平耐力を約2割り増しに設定して耐震力をアップ。
また、RCの弱点である酸化に対し、防止策として壁の厚みを増やしました。
それにより同時に高い耐火性能も得ることができました。
2)リサイクルと脱ケミカル
廃棄や火災の際にダイオキシンなどの有害ガスを発生する恐れのある、塩化ビニール、ウレタンの使用を避け、給水管・雨樋にステンレス管を使用。
給湯管には銅管、配水管には鋼管を使用しました。
屋根の断熱材にも炭化コルクを採用し、廃棄の際に有害ガスの発生しない素材を選びました。
内壁も、ホルムアルデヒドを含まないOSBボードを使用、建物全体を出来るだけリサイクル可能な材、環境や住人にダメージを与えない素材で造ります。
3)エネルギー効率を高める遮熱式型枠外断熱工法
|
|
どんなに省エネルギーに撤しても、建物の保温力が弱ければお話になりません。
逆に建物の保温力が高ければ、使用するエネルギーは自然と押さえられるはずです。
建物の矩体であるRCは、もともと熱を貯めやすい素材です。
そこで、矩体そのものを蓄熱体と考え、外気の影響を受けないように、型枠を残したまま、その上から外側をすっぽり断熱素材の杉板で覆いました。
これで建物は魔法瓶のように、温めれば温かさを保ち、冷やせば冷たさを保つわけです。 もちろん断熱素材も、天然素材。
間伐材の杉板から作られた、羽目板を使用します。
|
4)型枠を生かし廃棄物軽減
従来なら建築2度程度の使用で捨てられていたコンクリート形成の型枠を、外さずにそのまま断熱材として使用します。このことでウレタンフォームなど、ダイオキシンを発生する危険のある従来型断熱材を使う必要がなくなり、2重の廃棄物軽減ができます。また、外壁には間伐材から作られた天然材を使用し、廃棄や万一の火事の際も、新建材やウレタンなどから発生する有毒ガスを出しません。
5)内装の簡略化
内側はコンクリートのまま、内装はほとんどしません。
外断熱矩体蓄熱構造では、内側の矩体は露出していたほうが効果的であるのと同時に、内装の下地材として使われるボンドや、
内装そのものの新建材などから発生するホルムアルデヒドなどの科学物質を減らすことができます。
家庭内の壁装飾は、天然素材の塗壁とウルシ塗の板だけです。
6)深夜電力による24時間全館暖房
ウォーターバックの低温型床暖房を採用。矩体と室内を深夜に温め、昼は温まったウォーターバックと矩体によって放射暖房します。触れた感じはまったく温かくないのですが、室内は常に22度前後に保たれています。低温型のためフローリング素材にも天然無垢のハードメイプル材が使用可能になりましました。
温かい季節は、もちろんスイッチオフ。今度は冷房効果を発揮を期待。今のところ外が30度になっても室内は26度。暑そうなのですが、何故かヒンヤリ涼しいのです。ちょうど洞窟の中のような感じでしょうか? この夏どんな結果が出るか楽しみです。
また、この設備によって冷暖房器具が不用になったため、灯油を買う手間もなくなりました。エネルギー代もグ〜んと安くすみます。
7)生ゴミを出さないキッチン
生ゴミはコンポストにするという手もありますが、
庭も菜園もないわが家ではコンポストは別種のゴミ。
できたコンポストは土なので、ゴミ回収の対象物でもありません。
だったら、いいそのこと自宅で処理してしまいましょう!
生ゴミは地下の処理槽で水に分解してしまいます。
ゴミが出ないので地域の野良猫・カラス問題にもならず、ゴミ軽減化にも一役かえ、キッチンの異臭も消せます。
これで一石三鳥です。
……いえいえ、もっと大きなことがありました。
生ゴミを出す面倒もなくなって、一石三鳥豚一頭 (?)
です。使ってみたら、これは本当に便利ですばらしい!!
8)生活水リサイクル・プラントで汚水排出ゼロ! そしてリサイクル
生ゴミの処理水とトイレの排水は、合併浄化槽で排水をBOD
10mg/リットル以下 (下水処理場の3倍のきれいさ)
に浄化して、 トイレの水にリサイクルします。
これにより、渇水時や災害時でも
「断水してるからトイレが使えない」
なんて、トイレの水に困ることはありません。
トイレの水は家庭の水使用量の約8割を占める3大要素のひとつです。これだけの節水でも大きな地域貢献ができます。
8)雑水は雨水利用
|
|
家庭の水使用量の3大要素の残る2つはお風呂と洗濯。これは地下に約3t貯める雨水を利用します。これで論理上は、上水の8割が節約されるわけです。実際には生活水の最大約45%が節約可能。環境を大きく破壊するダムに頼らない方法として、水問題の一つの解決策に有効な手段です。
これがあると、雨の日が楽しくなります。
|
9)雨水の飲料化
雨水管はキッチンにもつけて、積極的に雨水を料理などにも利用しています。
10)太陽パワーを利用して省エネルギー
|
|
災害時でも水の自給が可能でも、電気が止まってはくみ出すポンプが動かず、結局水が使えない! な〜んてことのないように、ポンプの電力は太陽光で自家発電・蓄電。また、エコ設備の筆頭である太陽熱温水器ももちろん設置、雨水を太陽で温めたなんともエコロジカルなシャワーが浴びられます。太陽熱温水器で年間約9万円(プロパンの場合)の節約はかなりお徳です。
|
11)プロパンガスを使って、省エネ意識を高める
都市ガスは、バルブをひねればいつでも使えて便利だけど、湯水のごとく使ってしまい勝ちです。使った量が目でわかるプロパンガスにすることで、ガス使用の意識をもたせます。
12)食器洗い機の使用で楽して省エネ
働く主婦にとっての便利グッズとして人気のある食器洗い機ですが、85度という高温でうため、純石鹸洗剤でも油汚れが十分に落とすことができるエコグッズです。電力で温水を作っても、手洗いよりも使用する水の量が少ないため、給湯器の消費エネルギーよりも小さくて済み、高温で乾燥するために殺菌効果も高い。
13)蛍光灯と回路の細分化で節電
蛍光灯は同じ明るさなら、電球に比べて消費電力が低く寿命も永い。現在では高演色や電球色など、蛍光灯にありがちな味気なさもカバーされている。蛍光灯を主にした室内照明と、照明回路を細分化することで使い分けによる節電効果を高めました。
14)ハンドストップ・シャワー
介護グッズとしての評価の高い、シャワーを握った手でワンプッシュで水を止めたり、出したりできるハンドストップ・シャワーは、節水に役立つエコグッズです。シャンプー時などのシャワーを使う際に、こまめに水を止めることが簡単にできます。
15)半永久屋上防水
屋上防水に無機防水のザイペクッスを使用しました。この防水はコンクリートそのものを改質して防水化するために、寿命は半永久的。クラックなどの割れが生じない限り、メンテナンスの必要がありません。と、いうことは張り替え作業がなく、その度に出るゴミも無くすことができます。
|