1988年シリーズ・エスパーニャ / シュガー

 

 スペインを旅して、一番気に入った街はバルセロナだった。それは多分、僕が生まれた街に立地条件が似ていただけかもしれないけど。ピカソ美術館のそばに宿をとり、ミロやガウディーの作品を眺める毎日は楽しかった。ピカソ美術館には閉館10分前に滑り込むと、時間が無いからとタダにしてくれ、おまけにガードマンのおじさんが解説をしてくれた。それを3日繰り返し全部見たのだった。
 スペインのカフェはバルという。朝にはオムレツとカフェコンレチェ。それにサンドイッチを食べ、昼食後にまたコーヒーを飲みに立ち寄った。これはバルの砂糖袋。太陽の絵が陽気で楽しい。一人旅でつまらないのは、夕食だ。夕食だけは誰かと一緒に食べたいものだ。

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